マイルで100の世界遺産!旅行記

毎年30万ANAマイルを貯めて、100カ所以上の世界遺産を訪れたトートの旅行情報ブログ

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30万ANAマイルの貯め方①45カ国旅したANA公認陸マイラーが教えます

最終更新:2017年4月3日

 

「マイルで100の世界遺産!」と名乗っている当ブログですが、これはわたしが実際に世界遺産100ヶ所以上、のべ70~80ヶ国あまりを旅行してきた経験から名づけました。マイルでビジネスクラスに乗った搭乗機なども載せているので、そのせいか、最近、こんな質問をいただくことが多くなってきたんです。

 

「本当にマイルでそんなにあちこち行けるの?  ビジネスクラスで? そんなのせいぜい日本国内だけじゃないの? 」

 

たしかに、マイルの貯め方にはコツがあるので、そのテクニックを知らないと、なかなか海外に行けるほどの数は貯まりません。そこで、ここ最近は先日のスペイン周遊旅行記ばかり書いてきたのですが、しばらくブログの趣向を変えてみようと思います。

 

  1. そもそもマイルっていったいなんなの?
  2. 一年で30万マイルを貯めるにはどうすればいいの?
  3. 「フライトとクレジットカードでマイルを貯める」の嘘

 

この3点を、この記事では徹底的に解説していこうと思います。また、ちょうど月初でもあるので、これから毎月、月替わりのタイミングで、わたしの保有マイルを公開していこうと思います。今回は、その第1回です。

 

はじめて「マイルを貯めてみようかな」と思った初心者の方にも、マイルを貯めればこれだけのことが可能だということを、基礎からお伝えできればと思っています。

 

ちなみに2016年は、年始のスペイン・UAEに始まって、シンガポール・香港・インドネシア・カナダ・知床半島・石垣島へ旅行してきました。シンガポール以外はすべてマイルを利用しての旅行、つまりほぼ0円でこれだけの旅をしたのです。

 

これからお伝えするのは、ごくごく平凡なサラリーマンのわたしが、100以上もの世界遺産めぐりや、のべ数十カ国に及ぶ海外旅行を楽しでんきた秘訣でもあります。いかにして格安でマイルを貯めて、ビジネスクラスで飛び回ることができるのか--旅行や世界遺産好きのみなさんにもご参考になれば嬉しいです。


*基礎から分かりやすく書こうと力を入れたらかなり長文(15,000字オーバー!)になってしまったので、その点だけはご注意ください(笑)。腰を据えて読んでいただけたらと思います。

 

 

目次

 

まず、現在わたしが持っているANAマイルです。

 

2016年2月時点の保有マイル

 

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102,855マイル

(前月比+19,005マイル)

 

10万マイルちょっと。2015年は、ベトナムまでのビジネスクラス・フライトと、ペニンシュラの宿泊券を発券したので、だいぶ保有マイル数が目減りしています(宿泊券などとも交換できるのがマイルのおもしろいところ)。

 

10万マイルだけでかなりの特典航空券が利用できます。細かい条件はいろいろありますが、10万マイルの価値をざっくり説明すると……

 

  • エコノミークラスなら、地球上のどこへでも最低二往復できる
  • エコノミークラスなら、地球上のどこへでも親子/夫婦二人で最低一往復できる
  • ビジネスクラスなら、地球上のどこへでも最低一往復できる
  • 最寄りの韓国や日本国内なら、年に8往復できる

 

わずか10万マイルでも、その価値は、海外旅行が好きな方にこそ、理解していただけるのではないでしょうか。パリでもニューヨークでもハワイでも、世界中のどこへでも行けるフリーチケットを2枚持っているのと同じなんですから。しかもビジネスクラスやファーストクラスにも乗れるのです。身体の疲れがまったく違うので、長距離になればなるほど、そのサービスは嬉しいものです。

 

▲ANAビジネスクラスを利用した時のレポートはこちら

 

【2017年1月追記】

 

最終的に、2016年は総額で以下のマイルを獲得しました。

 

  • ANAマイル・・・451,428マイル
  • JALマイル・・・70,400マイル
  • ブリティッシュエアウェイズ・・・220,000マイル
  • エミレーツ航空・・・13,000マイル

 

ANAに関しては、一年間で獲得した45万マイルのうち、9割近くをつぎこんで、ANAの上級会員であるプラチナステータスを獲得する、いわゆるSFC修行を行っています。SFC(スーパーフライヤーズカード)のすごさは、一度獲得してしまえば、クレジットカードを保有している限り、一生上級会員のステータスが続く点なんです。具体的にそのメリットをあげると、

 

 

  • 特典航空券の予約枠が拡大
  •  優先チェックインカウンター利用可能
  •  ANAラウンジ利用可能
  • 上級会員専用デスク
  • 優先空席待ち
  • エコノミークラスからプレミアムエコノミークラスへの無料アップグレード

 

 

などなど。すごくないですか? とくに、最後の無料アップグレード。エコノミーとプレミアムエコノミーの価格差は、路線にもよりますが、おおむね2倍ほどもあります。それが空席さえあればいつでもアップグレードしてもらえるんです。それも、一生。

 

これだけの特典を利用できるプラチナステータスですから、当然、そうそう簡単に獲得することはできません。具体的には、平均して50万円以上をかけて、ANAあるいはその提携航空会社の便に乗りまくらなければ達成できません。しかもマイルを使って発行した航空券は対象外で、有償のチケットでなければなりません。

 

 

50万円というのはあくまで平均なので、わたしの場合には、実に60万円もの費用がかかりました。大変な額ですよね。しかし、ここにマイルを使ったトリックがあります。ほぼ無料で獲得した40万マイルをこれにつぎこみ、SFCを獲得したというわけなのです。

 

ANAマイルは最高1.7倍で「Skyコイン」というANA専用の電子マネーに交換できるのです。これを利用しました。

 

つまり、ほぼ0円で60万円分ものANAチケットを獲得し、ビジネスクラスやプレミアムエコノミークラスでカナダや香港・シンガポール・ベルギー等へ行き、ついでに、一生続く上級会員のステータスを得た、ということになります。マイルの力とはそれほどにすごいんですね。どうしたらそんなことが可能なのかーーまずは、マイルの基礎知識からじっくりとご紹介したいと思います。

 

マイルの基礎知識:マイルとマイレージの違い、知っていますか?

 

この部分は、初心者の方に向けたマイルの基礎知識です。マイレージについてすでに一般的な知識をお持ちの方は、次の見出しまで飛ばしていただいてかまいません。ただ、そういう方でも「マイル」と「マイレージ」の違いは説明できるでしょうか?  ベテランマイラーでも、両者の違いを把握していないことが意外と多いんです。

 

そもそもマイルとは? マイレージとは?

 

初心者の方とは言いましたが、どなたでも「飛行機に乗ると、特典と交換できるポイントが貯まるらしい。それをマイルと呼ぶらしい」というイメージは、なんとなくお持ちかと思います。

 

身近にあるいろんなお店にも、似たような制度はありますよね。「5回来店してくれたら、次回ドリンクをサービス」「スタンプが10個貯まったら会計1000円off」といった具合に。

 

これは、お得なサービスを提供することで、「よく利用してくれるお客さんをつかまえておきたい」という、お店側の顧客囲い込み戦略と考えれば、わかりやすいと思います。航空会社でも同じことです。「なるべくうちのエアラインをひいきにして、たくさんご利用ください」ーーこれがマイルプログラムのもともとの狙いなんですね。

 

マイレージサービスの語源とは? 実は英語で言うと違います

 

マイレージサービスなんていうと、いかにも英語をそのままカタカナにしたように見えます。事実、この原型にあたる制度をはじめて導入したのは、アメリカのユナイテッド航空です。1972年のことです。その後、1981年にアメリカン航空が今日的なマイルサービスのさきがけとなるAAdvantageを導入しました。

 

いずれもアメリカの航空会社ですが、実は英語圏では、日本で言う「マイレージサービス」のことを、Frequent Flyers Program(フリークエント・フライヤー・プログラム)、略してFFPと呼んでいます。「よく利用してくれるお客さんのためのプログラム」という意味ですから、まさに常連さん向けの制度であることがわかります。

 

ではどこからマイルという言葉でてきたのでしょう? 航空会社ですから、「自社の便でどれだけの距離を飛んでくれたか」が基準になるのですね。したがって、「飛行距離=マイレージ」がサービスの指標となっているわけです。一般に、長い距離を飛べば飛ぶほど、マイルはたくさん貯まります。

 

なお、日系の2社、ANAとJALが本格的なマイルサービスを導入したのは1997年のことです。

 

  • ANAマイレージクラブ(AMC)
  • JALマイレージバンク(JMB)

 

「マイル」と「マイレージ」の違いとは?

 

言葉としてのマイレージをもう少し掘り下げてみましょう。さきほど書いたことなのですが、「マイル」と「マイレージ」、この違いを理解されている方はかなり少ないように思います。ほかのいろんなマイラー系ブログやサイトを見ても、

 

  1. 「mileage マイレージ」とは航空会社のマイレージ・サービスのこと
  2. 「mile マイル」とはマイレージ・サービスで貯まるポイントの単位

 

といった解釈をよく見かけます。2.はともかく、1.は堂々巡りな感が否めません。それに、「マイル」が「マイレージ」の短縮形であるというのも誤りです。とは言っても、わたしもついついそのような使い方をしちゃってるのですが(笑)。

 

本来、マイレージ(mileage)とは、「ある距離を、マイル(mile)という単位を用いて計測・表したもの」という意味の、名詞なんです。距離(distance)という単語のマイル版と言ってもいいかもしれません。異なる言語なのでなかなか理解しにくいところですが、あえて極端な表現を用いれば「東京とニューヨークの間のマイレージは6,745マイルである」ということができます。

 

と、なんだか退屈な英語講座のようになってしまってスミマセン。

 

  •  FFP(Frequent Flyers Program)
  • 日本語の「マイレージサービス」
  • マイレージサービスのポイントとしての「マイル」
  • マイレージの短縮系としての「マイル」
  • 距離としての「マイル」


日本ではこれらがなんとなくごっちゃにされて、基本的に「マイレージ=マイル=マイレージサービス=FFP」と、だいたい同じような意味で使われています。あまりそれぞれの違いについて頭を悩ませる必要はありませんが、マイレージサービスのポイントという意味の「マイル」と、物理的距離を表す「マイル」の違いに関しては、やはり注意した方がよいでしょう。

 

マイルを貯めると何がお得なの? マイル特典の中身とは?


一番気にかかるところだと思います。マイルを貯めると、さまざまな特典を利用できます。

 

気になる特典の中身ですが、さすがに航空会社ですから、「5回利用したらコーヒー1杯サービス!」とは次元が違います(笑)。ひとことで特典といっても実にバラエティに富んでいるのですが、目玉はなんといってもこれでしょう、海外特典航空券ファーストクラス!

 


今、わたしが来年の発行を目指しているのは、JALのマイルを貯めてエミレーツ航空のファーストクラスでニューヨークまで行くプランです。ふつうに買うと最低でも150万円ほどかかりますが、それをマイルを貯めることで、ほぼ無料で行ってしまおう、と考えています。

 

JALだけでなく、ANAのファーストクラスについても見てみましょう。最長距離路線の東京-ロンドン往復ファーストクラスで検索してみます。

 

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264万円! 呆然としてしまいますね。一生に一度くらいなら購入できなくはないかもしれません。でも、とてもではありませんが、往復で24時間程度のフライトのために出せる金額ではありません。ラウンジからシートからお料理まで、それはもう素敵なサービスが待っているとは言え、無理ですよね……。

 

 

ANAファーストクラスの食事


▲ANAファーストクラスの食事

 

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▲季節によって変わります

 

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▲こちらはJALファーストクラスシート

 

 

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▲ANAのファーストクラスシート。

 

ANAラウンジ

 

▲ラウンジや食事もまさに別格の待遇です 

 

ビジネスやファーストクラスを発券するのは、マイレージの最大の魅力だと思います。だからこそ、旅行好きな人は「マイル貯めなくちゃ!」と言ってがんばっているんですね。ロンドン往復にかかる現金260万円を貯めるのは大変ですが、16.5万マイル程度なら初心者の方でも1年足らずで貯められますから、旅行好きの方はぜひ挑戦してみてください。

 

なぜそう断言できるのか? それは、毎月、最低でも1万8千ANAマイルを貯めるテクニックがあるからです。年間にするとその12倍、21万6千マイルが最低でも貯まります。各種キャンペーンや決済ポイントを合わせると、年間で30万マイル前後に達することは、決して珍しくありません。とくにマイルを貯め始めた初年度は驚くほどのスピードで貯まっていきます(初回限定の方法があるため)。

 

なお、ANAとJALの特典航空券を発行するのに必要なマイル数は以下の通りです。「ここに行ってみたいなぁ」という場所があったら、マイル数を調べてみてください。マイルを貯めるなら、目標があるとモチベーションがぐっとあがりますよ!

 

緑=最少マイル 茶色=最大マイル

  JAL ANA
行き先 クラス 通年 ローシーズン レギュラーシーズン ハイシーズン
韓国 エコノミークラス 15,000 12,000 15,000 18,000
ビジネスクラス 36,000 25,000 30,000 33,000
ファーストクラス 60,000 - - -
アジア1 エコノミークラス 20,000 17,000 20,000 23,000
プレミアムエコノミークラス*3 30,000 - - -
ビジネスクラス 48,000 35,000 40,000 43,000
ファーストクラス 72,000 - - -
グアム エコノミークラス 20,000 - - -
ビジネスクラス 45,000 - - -
ファーストクラス 72,000 - - -
アジア2 エコノミークラス 20,000 30,000 35,000 38,000
プレミアムエコノミークラス 50,000 - - -
ビジネスクラス 80,000 55,000 60,000 63,000
ファーストクラス 100,000 105,000 105,000 114,000
オセアニア エコノミークラス 40,000 37,000 45,000 50,000
プレミアムエコノミークラス*3 50,000 - - -
ビジネスクラス 80,000 65,000 75,000 80,000
ファーストクラス 100,000 - - -
ロシア エコノミークラス 40,000 - - -
プレミアムエコノミークラス*3 50,000 - - -
ビジネスクラス 80,000 - - -
ファーストクラス 100,000 - - -
ヨーロッパ エコノミークラス 55,000 45,000 55,000 60,000
プレミアムエコノミークラス*3 70,000 - - -
ビジネスクラス 110,000 80,000 90,000 95,000
ファーストクラス 160,000 165,000 165,000 180,000
ハワイ エコノミークラス 40,000 35,000 40,000 43,000
プレミアムエコノミークラス*3 60,000 - - -
ビジネスクラス 80,000 60,000 65,000 68,000
ファーストクラス 100,000 - - -
北米 エコノミークラス 50,000 40,000 50,000 55,000
プレミアムエコノミークラス*3 65,000 - - -
ビジネスクラス 100,000 75,000 85,000 90,000
ファーストクラス 140,000 150,000 150,000 165,000


びっくりしませんでしたか? 30万マイルあれば、ANAでもJALでも、ヨーロッパからアメリカまで、どこだろうとファーストクラスでほぼ2往復できてしまうんです。 それではいよいよ、マイルの貯め方を見ていきましょう。

 

定説「マイルはフライトで貯める」は可能?

 

大学生の頃はバックパッカー旅行を楽しんでいました。夏休みにひと月インドをぶらついたりして、いかにも学生らしいエピソードですが、今となっては本当にいい思い出ですし、貴重な体験だったなと思います。

 

なにせお金なんてありませんから、格安航空券を探して旅に出ました。そもそも、マイレージなんて興味がありませんでした。存在は知っていましたが、自分には縁のない世界に思えたんです。

 

それが変わったのは、あるとき、親戚の集まりで、叔母が東京から大阪までマイルで遊びに行った話を聞いたのがきっかけでした。ふつうは新幹線を使うところですが、「クレジットカードのポイントが有効期限切れしそうだったから、使ってみた」と言うのです。びっくりしました。


「へー、マイルって貯めれば本当に飛行機に乗れるんだ。ちょっと真剣に調べてみようかな?」


そのときは知りませんでしたが、東京-大阪間の必要マイルは、わずか12,000マイルです。今ではひと月足らずで貯まりますが、当時はその額ですらいったいどうしたら貯まるのか、さっぱりわかりませんでした。しかも、国内よりは世界遺産や海外に行きたかったので、大量のマイルが必要になることは明白です。いったいどうしたらそれだけのマイルを貯められるのか……?

 

わたしはさっそく、マイルの貯め方について調べてみることにしました。そこで出てきたのは、次のふたつ。今でもマイルを貯める代表的な手法とされています。この真偽についてまず検討してみましょう。

 

  1. 飛行機に乗り、フライト・マイルを貯める
  2. クレジットカード決済のポイントでマイルを貯める

 

どのエアラインのマイルを貯めたらいいの? ANA? JAL?

フライトでマイルを貯めるのは、ある意味で王道と言えますよね。そのために誕生したサービスこそが、マイレージ制度なのですから。わたしがまず気になったのは、どのエアラインで貯めたらいいの?ということでした。

 

この記事はANAを念頭において書いていますが、それには理由があります。日本に在住している限り、やはりANAかJALが第一候補になりますよね。日本のキャリアですから、当然、便数やサービスの充実度において他社を圧倒しています。

 

ではその2社のうちどちらがよいかといえば、とくにこだわりがない方であれば、ANAをおすすめしています。というのは、ANAの方がずっとマイルを貯めやすいんですね。JALも貯めることは十分に可能ですし、実際にわたしは、ANAと平行して、今後一年間で、20万以上のJALマイルを貯める予定ですが、初心者の方にはやはりANAからお考えになることを強く強くおすすめします。

 

 

上の記事は24万JALマイルの貯め方をまとめていますが、同じ労力をかけるなら、ANAであれば40万マイル近くが貯まります。それほどに、まるで効率が違うんです。

 

アライアンス(航空連合)を知ろう


ところで、マイルだけでなく、今後実際にフライトを予約する際に重要になる「Alliance アライアンス」というものをご存知でしょうか。日本語では「航空連合」といいます。JALとANAのサイトを覗いてみると……

 

STAR_ALLIANCE_ANA


▲ANAはSTAR ALLIANCE

 

JAL_ONE_WORLD

 

▲JALはONE WORLD

 

ANAは「Star Alliance スターアライアンス」、JALは「ONE WORLD ワンワールド」。これが、両社がそれぞれ加盟しているアライアンスです。これに「Sky Team スカイチーム」を加えた3つを、3大アライアンスといいます。Sky Teamに所属している日本の航空会社は、今の所ありません。

 

アライアンスには、連合の名前のとおり、各国のエアラインが参加しています。地球は広いですから、一社だけでアジア・ヨーロッパ・アフリカ・オセアニア・南北アメリカすべてのエリアをカバーするのは現実的ではありません。そこで、いろんな国の航空会社が「あなたがよく運行している路線に、うちのお客さんも乗せてよ」といった形で、相互に協力しているのがアライアンスなんですね。

 

3大アライアンスについて、簡単に見てみましょう。


スターアライアンス加盟航空会社とその特徴

STAR_ALLIANCE

 

 日本 ANA          
欧州 ルフトハンザ航空 スカンジナビア航空 オーストリア航空 アシアナ航空 LOTポーランド航空 アドリア航空
欧州 クロアチア航空 TAPポルトガル航空 スイスインターナショナルエアラインズ ターキッシュエアラインズ ブリュッセル航空 エーゲ航空
アジア タイ国際航空 シンガポール航空 アシアナ航空 中国国際航空 エバー航空 エア・インディア
南北アメリカ ユナイテッド航空 エア・カナダ アビアンカ航空 アビアンカ・エルサルバドル コパ航空  
アフリカ 南アフリカ航空 エジプト航空 エジプト航空      
オセアニア ニュージーランド航空          

 

Star Alliance(スターアライアンス)は航空連合としては最大の規模を誇ります。実に28社が参加しており、 4,600機もの飛行機を運行しているのです。すごいですね。欧州の会社が多いですが、それ以外のエリアも全域カバーしていることが見て取れます。パックツアーなどでもマイルが貯めやすいアライアンスとしても知られています。

ルフトハンザやシンガポール航空など、サービスに定評のあるエアラインが多いですね。

 

ワンワールド加盟航空会社とその特徴

 

 JAL ONE WORLD

 

日本 日本航空        
アメリカ アメリカン航空 USエアウェイズ LATAM チリ LATAM ブラジル TAM航空
欧州 イベリア航空 エア・ベルリン S7航空 フィンエアー ブリティッシュ・エアウェイズ
アジア キャセイパシフィック航空 スリランカ航空 マレーシア航空    
中東 カタール航空 ロイヤル・ヨルダン航空      
オセアニア カンタス航空        

 

ワンワールドは加盟社数ではスターアライアンス、スカイチームの後塵を拝してはいますが、こちらも世界各エリアをまんべんなくカバーしていることがわかります。また、中東御三家と呼ばれる豪華エアライン3社があるのですが、その一角カタール航空をメンバーに加えています。これは他の2アライアンスにはない特徴です。個人的にはワンワールドの世界一周プランが面白いなと思っています。

 

なおブリティッシュ・エアウェイズのマイル「Avios」を使うと、日本国内路線にJALよりもずっとお得に乗れることは覚えておいてください。

 

……あと、いつも思うんですけど「もうちょっとかっこいいロゴ作れなかったかな?!(笑)」

 

スカイチーム加盟航空会社とその特徴

 

スカイチームロゴ

 

日本 なし            
欧州 アエロフロート航空 アリタリア航空 エア・ヨーロッパ エールフランス KLMオランダ航空 チェコ航空 タロム航空
アジア 廈門航空 ガルーダインドネシア航空 大韓航空 チャイナエアライン 中国東方航空 中国南方航空 ベトナム航空
アメリカ アエロメヒコ航空 アルゼンチン航空 デルタ航空        
アフリカ・中東 ケニア航空 サウディア ミドルイースト航空        

 

 

 

比較的安価なエアラインが多いこと、またアメリカ大陸の加盟会社が予想外に少ないことが見てとれます。とはいえ、デルタ航空は南北アメリカにまたがり広大なネットワークを築いているのも事実です。日系の会社が加盟していないため、どうしても陰が薄くなりがちなアライアンスですね。

 

マイルはアライアンスごとに共有できる

 

このアライアンス、フライトだけではなく、さまざまな面で提携しています。マイルプログラムもそうなんです。たとえば、ワンワールドに所属しているJALとキャセイパシフィック航空同士であれば、JALを利用した際のマイルをキャセイのマイルプログラムに加算したり、逆に、キャセイのものをJALに加算することが可能です。

 

マイルはできれば分散させるよりも一社に集中させたほうが使い勝手がよいので、とくにスターアライアンスとワンワールドの飛行機に乗るときには、ANAとJALにマイルを加算することも考えてみましょう。

 

挫折その1 フライトでマイルを貯めるには尋常でない飛行回数が必要

 

さて、ここから話が怪しくなります……このようにあれこれとフライトマイルの知識を吸収し、具体的に計算してみたんです。1フライトでどれだけのマイルが貯まるのか。その結果は……かなりの驚きでした。しかも、悪い意味で! あらためて今計算してみます。ANAの公式サイトで予約してみましょう。羽田発ロンドン直行便です。

 

 

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運賃総額 168,510

積算マイル数 6,214

 

ロンドンまで往復して、わずか6,214マイルしかもらえません。海外はおろか、大阪往復すらできません。もちろん席種や積算率によってもらえるマイルは増減するので、あくまで単純計算ですが、年間獲得額の30万マイルとなれば、ロンドン往復49回、金額は820万円を超えます。

 

「それだけの回数飛行機に乗れるなら、そもそもマイルなんて気にしないよ…!」

 


と思わず心の叫びが出てしまいました。調べれば調べるほど、フライトで貯めるのは断念せざるを得なかったんです。毎週一回は出張があるサラリーマンであれば、まだ話は別でしょう。しかしヨーロッパや北米まで旅行しても、1万マイルにさえ届かないのが現実です。

 

あなたはどのくらいの頻度で飛行機に乗っていますか? 月に一度でしょうか。半年に一度、それとも一年に一度でしょうか? ごく限られた職種の人をのぞけば、30万マイルはおろか、10万マイルを貯めるのすら、現実的には不可能に近いのです。

 

「ああ、やっぱり海外営業マンとか、仕事でたくさん飛ぶ人たちだけの話なのか……」と心底がっかりしました。これは今でも全く間違っていません。出張族でなければ、飛行機に乗ってマイルを貯めるのは、至難の技。30万マイルなど夢のまた夢です。

 

挫折その2 「本当にマイルが貯まるクレジットカード」という嘘

 

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しかしそこで、「クレジットカードのポイントが貯まっていたから特典航空券を発行した」という叔母の言葉がふたたび頭をよぎりました。飛行機で貯めるのがダメなら、カードではどうだろう? カード等を使って、「陸」で貯める人のことを「陸マイラー」と言います。

 

クレジットカードといえば、よく「還元率」という言葉が話題になりますが、一般的なクレジットカードからマイルへの還元率は1%とされています。大阪往復に必要なマイルは、1万2千マイル。つまりカード決済で貯めるには、およそ120万円の決済が必要ですから、1、2年かければできないことはありません。


しかし、海外へ行けるほどのマイルを貯めるとなると……???

 

みなさんご存知だとは思いますが、ANAとJALは、それぞれさまざまなクレジットカードを発行しています。クレジットカードにはいろんな特徴がありますが、マイラーとして気になるもっとも重要な2点、すなわち還元率と年会費にしぼって、簡単にまとめてみました。

 

ANAカードとそのマイル還元率

 

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ANAカード名 年会費 マイル還元率 30万マイルに必要な決済額
ANA JCB ZERO 0 0.50% 60,000,000
ANA VISA 一般カード 2,160 1.00% 30,000,000
ANA マスター一般カード 2,160 1.00% 30,000,000
ANA JCB一般カード 2,160 1.00% 30,000,000
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード 2,160 1.00% 30,000,000
ANA To Me CARD PASMO JCB 2,160 1.00% 30,000,000
ANA VISA Suicaカード 2,160 1.00% 30,000,000
ANA アメリカン・エキスプレス・カード 7,560 1.00% 30,000,000
ANA VISAワイドカード 7,830 1.00% 30,000,000
ANAマスターワイドカード 7,830 1.00% 30,000,000
ANA JCBワイドカード 7,830 1.00% 30,000,000
ANA VISAワイドゴールドカード 15,120 1.00% 30,000,000
ANA マスターワイドゴールドカード 15,120 1.00% 30,000,000
ANA JCBワイドゴールドカード 15,120 1.00% 30,000,000
ANAダイナースカード 29,160 1.00% 30,000,000
ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード 33,480 1.00% 30,000,000
ANA JCB カードプレミアム 75,600 1.30% 23,076,923
ANA VISAプラチナ プレミアムカード 86,400 1.50% 20,000,000
ANA アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード 162,000 1.00% 30,000,000
ANA ダイナースプレミアムカード 167,400 2.00% 15,000,000

 


年会費が167,400円かかるダイナースプレミアムカードですら、マイル還元率は2%。100万円決済して、ようやく2万マイルが貯まる程度です。上の表の数値は公称というか、ANAが公式に発表している還元率です。

 

実際には、いくつかの方法で還元率を押し上げる方法(ANA Visaカードのマイペイスリボが有名)なのですが、それを使った所で、0.数パーセントが上がるだけです。1.5%にも満たないですから、通常であれば、誤差の範囲として処理される程度の違いしか生まれません。

 

そして、表の右端にある列。30万マイルを決済で貯めるのに必要な決済額、ご覧いただけたでしょうか。平均して、年間3,000万円のクレジットカード決済が必要です。

 

JALカードとそのマイル還元率

 

ついでに、JALカードとその還元率についても簡単に見てみましょう。

 

JALカード一覧

 

 JALカード種類 提携ブランド名 年会費 マイル還元率
普通カード JAL・JCBカード 2,160 1.00%
JAL・MasterCard 2,160 1.00%
JAL・Visaカード 2,160 1.00%
JALカード Suica 2,160 1.00%
JALカード TOKYU POINT ClubQ Visaカード 2,160 1.00%
JALカード TOKYU POINT ClubQ MasterCard 2,160 1.00%
JALカード OPクレジット 2,160 1.00%
JAL アメリカン・エキスプレス・カード 6,480 1.00%
JAL CLUB-Aカード JAL・JCBカード 10,800 1.00%
JAL・MasterCard 10,800 1.00%
JAL・Visaカード 10,800 1.00%
JALカード Suica 10,800 1.00%
JALカード TOKYU POINT ClubQ Visaカード 10,800 1.00%
JALカード TOKYU POINT ClubQ MasterCard 10,800 1.00%
JALカード OPクレジット 10,800 1.00%
JAL アメリカン・エキスプレス・カード 10,800 1.00%

JAL CLUB-A

ゴールドカード

JAL・JCBカード 17,280 1.00%
JAL・MasterCard 17,280 1.00%
JAL・Visaカード 17,280 1.00%
JALカード Suica 17,280 1.00%
JALカード TOKYU POINT ClubQ Visaカード 17,280 1.00%
JALカード TOKYU POINT ClubQ MasterCard 17,280 1.00%
JALカード OPクレジット 17,280 1.00%
JAL アメリカン・エキスプレス・カード 20,520 1.00%
JALダイナースカード 30,240 1.00%
JAL プラチナカード JAL アメリカン・エキスプレス・ プラチナカード 33,480 1.00%
JAL・JCBプラチナカード 33,480 1.00%
JAL ダイナース・プラチナカード 33,480 1.00%
JALカード navi JAL・JCBカード 0 1.00%
JAL・MasterCard 0 1.00%
JAL・Visaカード 0 1.00%
JAL CLUB EST
20代限定
CLUB EST年会費2160~5400円必要
普通カード 2,160 1.00%
CLU-Aカード 10,800 1.00%
CLUB-Aゴールドカード 17,280 1.00%
プラチナカード 33,480 1.00%

 

JALカードは基本的に1%のマイル還元率で統一されていますが、これは年間3,240円がかかるショッピング・マイル・プレミアムに加入した上での値段です(一部カードでは無料でついてきます)。それに加入しない場合、マイル還元率はわずか0.5%と、さらに半減してしまいます。

 

ANAカードでもJALカードでも、マイル還元率を1%とした場合、30万マイルを貯めるには、30,000,000円の決済が必要です。不動産の価格でしょうか(笑)。

 

「3,000万円なんて年収何年分ですか……絶対無理」

 

30万マイルという高い目標はいったん置いておくとしましょう。しかしそれでも、北米やヨーロッパにレギュラーシーズンで往復するだけのマイルを確保するには、エコノミークラス利用なら、クレジットカードで500万円の決済が必要です。ビジネスクラスなら900万円、ファーストクラスなら1,500万円使わなければなりません。

 

無理です。というか、それだけの金額を決済できる方は、もう自腹でフライトされると良いと思います。

 

このことを知ったときには「え」と思いました。「本当にマイルが貯まるクレジットカードとは?」みたいな記事、ネットや雑誌にたくさんあります。みなさんもあちこちで読まれたと思います。でもどれだけ還元率がよくても、たかがしれているんですよね。0.5%程度違ったところで、大した違いはありません。また、そうした記事はたいていアフィリエイトとなっており、ブログ主にキックバックがあるカードを紹介しているだけだったりします。

 

この記事を読んでいる方は当然マイルに興味をお持ちだと思うのですが、実際に、クレジットカード決済でこれまでに10万単位でマイルが貯まったことはありますか? 個人事業主のように、仕事関係の経費をすべてカード払いできる方なら、達成は容易かもしれませんが、わたしはただのサラリーマンです。

 

カードでマイルを貯めようなんて、そもそも無茶な話だったんですね。第二の挫折です。もうここで手詰まりでした。一般によく知られたマイルの貯め方ですが、その両方とも、調べれば調べるほど、まったく現実味がありませんでした。

 

みなさんも考えてみてください。フライトで貯めるのもダメ、クレジットカード決済でもダメ。正確には、ダメとは言いませんが、何百万円、何千万円もかかってしまう。ほかにまともにマイレージを稼ぐ方法があるでしょうか?


「なんとか2、3万マイルを貯めて、数年に一回、国内便に乗るくらいがせいぜいなんだな」と、わたしはなかばあきらめ気味でした。どなたでも、おそらくは似たような感覚を覚えたことがあるのではないでしょうか?

 

ただ、クレジットカードについて調べているサイトのなかで、「おや?」と、気になるものがあったんです。それは、無料のクレジットカードを発行するだけで、数千マイル分のポイントがもらえるというサイトでした。「ポイントサイト」。なんの気なしに見ていたこのサイトの価値に気づいた瞬間が、マイレージ集めの転機でした。

 

世はポイント戦国時代

 

「Tポイントカードはお持ちですか?」

 

会計時に聞かれること、増えましたよね。わずらわしいくらいに(笑)。ポイント戦国時代と言われて久しいです。Tポイント以外に、楽天スーパーポイント、Pontaポイント、auのウォレットポイント、セブンイレブンのnanacoポイント等々……大手企業が続々と参入し、2015年の末には、巨人ドコモがdポイントを引っさげて登場しました。

 

  電子マネー コンビニ 会員数
ANA Edy   2,500万人
JAL WAON   2,715万人
楽天ポイント Edy サークルKサンクス 9,000万人
Ponta&リクルート おさいふPonta ローソン

Ponta 6,171万人

リクルート 1,000万人

Tポイント&ヤフー Tマネー ファミリーマート 4,800万人
ナナコ nanaco セブンイレブン 2,700万枚
ワオン WAON ミニストップ 3,900万枚
Suica Suica ほぼ全て 4,333万枚

 

 

これらは相互に競争・協力・提携など、複雑に入り組んだ関係を築いています。ANAやJALのマイルもそのひとつで、さまざまな会社のポイントをマイルに移行することができます。

 

「顧客囲い込みの手法として定着したポイント。野村総合研究所の推計では、2011年度にポイントカードなどで付与されたポイントを現金換算すると、最低でも9772億円(航空会社のマイレージ含む)。13年度は1兆円を超える見通しだ」

 

 引用元:ポイント戦争の行方〜楽天、Tポイントのノウハウと楽天商圏強化で狙うリアル販売進出

 


1兆円に達するほどの経済規模ですから、ポイントに特化した会社やサービスも当然のように存在します。それが、カード発行によってポイント、引いてはマイルをもらえる「ポイントサイト」だったんです。このポイントサイトを活用することこそが、マイルを集める鉱脈だったんですね。


では、どのようにマイル集めに生かせるのでしょうか? 具体的に、わたしが手に入れたマイルを例にしてご説明しようと思います。

 

年間30万ANAマイルを貯める方法

 

先日、申し込んでいたANAダイナースカードが到着しました。

 

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「クレジットカードではマイルは貯まらないって言わなかった!?」


と思われた方、すみません。でも、はっきり言って、カード自体にはあまり意味はないんです。ではなぜ嬉しかったかというと、このカードをポイントサイト経由で発行したことで、最終的に67,000ANAマイルをもらえたからです。

 

それだけではありません。先日のスペイン旅行では、搭乗したエミレーツ航空のマイルやクレジットカードによる決済ポイントとは別に、4,845マイルをもらいました。ダイナースの発行と合計すれば、実に7万マイル超です。その内訳を見てみます。

 

「ポイントサイト」の破壊力

クレジットカード発行による獲得マイルの内訳

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②は、カードを発行しているダイナースが行っている入会キャンペーンです。ダイナースに限らずVISAとかJCBとか、みなさんもこの手の入会キャンペーンはよく目にしたことがあると思います。大きな駅や空港などでも勧誘していますね。


それよりも、ここで注目していただきたいのは①。実に入会キャンペーンの2倍以上、45,000マイルを叩きだしています。これこそが大量マイルを生みだす鍵となるポイントサイトのひとつ、「ハピタス」です。


②の2万マイルは、クレジットカード会社のキャンペーンなので、入会して条件を満たせば誰でももらえます。しかし、①の4万5千マイルは、ポイントサイトを経由しないともらえません。

 

どなたでも、何枚かクレジットカードはお持ちだと思います。しかし、それを発行する際に、ポイントサイトを経由したでしょうか? そうでない場合、残念ながら、大量のポイント、ひいてはマイルを取り損ねていた可能性が高いです。

 

世の中、知っているかいないかでまったく世界の見方が変わってしまう情報がありますが、ポイントサイトの存在は、その際たるものだと思います。

 

スペイン周遊旅行で獲得したマイルの内訳

ポイントサイトの案件は、クレジットカードの発行に限りません。次は、4,845マイルの獲得内訳を見てみましょう。

 

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原理は同じで、JTBExpediaなどをポイントサイト経由で利用することでマイルを獲得しています。ホテル、航空券の手配などをすべてハピタス経由でおこない、合計4,845ANAマイルを獲得しました。クレジットカード発行のインパクトとくらべると少ないような気もしますが、ロンドン往復でもわずか6,000マイル程度だったことを思い出してください。整理すると、

 

 

  1. ハピタス経由のANAマイル
  2. エミレーツ航空のマイル、JTBポイント、Expediaポイント、Hotels.comのスタンプ
  3. クレジットカードの決済ポイント

 

 

これらがそれぞれもらえるので、ポイントの3重取りになります。そうそう、あと大事な点をひとつ。ポイントサイトの利用や登録には一切お金はかかりません。なので安心して利用できます。

 

ポイントサイトの仕組みと安全性

 

「なぜ無料で何千マイルももらえるの? どんな仕組みなの?」

 

 

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不審に思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、このような仕組みなんです。

 

広告主(JTBなど)がポイントサイトに広告を載せる

ユーザーが広告経由でサービスを利用する

広告費の一部がユーザーに還元される

 

おもしろい制度ですよね。まとめてみれば単純な話で、ダイナースやJTBなどのスポンサーが、テレビや雑誌のCM、広告にまわす宣伝費を直接、ユーザーの獲得につかっているんですね。マーケティングの話になるので細かい部分は省きますが、テレビで流したら終わりのCMとは違って、企業側は投下した宣伝費を効果測定できるため、今後ますますこうした案件は増えていくでしょう。

 

ポイントサイトを活かす紹介制度とモニター制度

 

さらに強力なマイルを貯める方法ですが、ポイントサイトにはたいてい紹介制度があるんです。お友達制度とも言います。名前からだいたいわかるかもしれませんが、あなたがお友達をポイントサイトに紹介すると、友達が貯めたポイントの一部をあなたは受け取ることができます。「紹介なんてしにくいよ」と思われるかもしれませんが、これは別に親子や夫婦でもかまわないんです。

 

また、一部を受け取れるといっても、お友達の受け取り分が減るわけではありません。それはポイントサイト自身が負担してくれるので、あなたにもお友達にも、一切デメリットはないんです。みんながハッピーなれる制度なのが嬉しいですね。

 

一家でポイントサイトを利用して貯めると、加速度的にマイルが貯まっていきます。わたしが2016年に40万マイルを貯めることができたのも、まさにこのおかげです。二馬力、三馬力。ご家族で頑張ってみてはいかがですか?

 

ソラチカルートのデメリット

 

デメリット1:時間がかかる

 

ただ、ポイントサイトを使ったマイル集めにはひとつデメリットもあります。ここは公平に、その点についても書いておきます。

 

ところで、このポイントサイトを使ったマイレージテクニックは、一般に「ソラチカルート」と呼ばれています。

 

これは、集めたポイントを、「ソラチカ」と呼ばれるクレジットカードのポイント交換システムを使ってANAマイルに変換するためです。詳しくはこの講座の第三弾に書きましたので、ここではさらっと触れるに留めますが、ポイントをANAマイルにするには、最短でも2ヶ月の時間が必要です。

 


 

デメリット2:ひとりあたり月間上限は23,000マイルまで

 

ソラチカルートとハピタスを組み合わせる場合、月間交換上限が決められており、23,000マイルまでしか貯まりません。まぁ、それを超えて貯めることも可能ではあるのですが、交換レートがいちじるしく落ちてしまうので、何か特別な理由でもない限りおすすめできません。

 

それでも23,000×12=276,000マイルにもなります。さらに、上でも触れましたが、家族で参加すれば人数分増えていきます。現状では私は家族ふたりでほとんど貯めており、その結果としての年間40~50万マイルなんです。

 

ところで、このマイル活動を続けられる人には、ある特徴があります。それは、しっかりとゴールを設定できる人なんです。あるいは、「本当に旅行が好きな人」と言ってもいいかもしれません。

 

  • 来年の卒業旅行でビジネスクラスに乗ってニューヨークへ行き、ブロードウェイ・ミュージカルを観よう
  • 来年から毎年、家族でハワイ旅行へ行こう
  • 2年後にヨーロッパへファーストクラスで飛んで、チャンピオンズリーグの試合を生観戦しよう
  • 来年の夏休みはアンコールワットへ行こう。その翌年はタージマハールを観に行こう。その次はマチュピチュに行こう!
  • 遠くの実家に年に3回は無料で帰省しよう
  • 定年退職したらファーストクラスで世界一周して、全大陸の世界遺産をめぐろう


こんな目標をかかげたら、続けられそうな気がしませんか? 逆に言えば、こうしたゴールがない人ーーあまり海外旅行やマイレージ獲得に興味のない方は、向いていないかもしれません。でも、根気よくためていけば、専業主婦の方はもちろん、学生さんでも、いずれのゴールにも到達できますよ。

 

まとめ

 

この方法をつかって初めて23000マイルを手にしたとき、信じられないぐらい嬉しかったのを覚えています。そこにあったのは、ゾクゾクッという興奮と、「これが毎月続くのか。今までちまちまマイルを集めてきた意味はなんだったんだ?」という衝撃でした。


でも、なにより、なにより大きかったのは、これから好きなだけ海外旅行へ行けるんだ! という喜びでした。「フライト代に頭を悩ませることなく、地球上どこにでも行ける」という可能性を広げてくれたマイル集めは、大げさに言えば人生の転機でもあったと思います。その結果としての世界遺産100カ所でもあります。読んでくださった旅行好きのかたにとって、この記事がそんなきっかけとなったら、これ以上に嬉しいことはありません。

 

次回の記事では、より詳しく、ハピタスの登録の仕方と、利用方法をご紹介しようと思いますとくにクレジットカードなどの高額案件はどれから発行したほうが良いか、といった知識も必要になってきます。もちろん、「先に登録したい」という方は進めていただいても大丈夫です。

 

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▼より詳しくハピタスについて解説した連載第2回の記事はこちら

 

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