前回の記事で、ポイントサイト「ハピタス」を使いこなせば莫大なANAマイレージが獲得できることはご理解いただけたと思います。
でも使い方がいまいちわからないという方も多いかもしれません。慣れてしまえばどうということはないんですけどね。今回は実践編です。登録から、ポイントを得るまでのひととおりの過程を、わたしが実際にやってみますね。
世界遺産検定に申込んだものの、勉強を放置してブログ執筆に熱中しているので、テキストくらいはハピタス経由で購入しよう!という企画を兼ねています(笑)。
目次
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ハピタスへの登録方法
スマートホン版とPC版、アカウントは共通で使えるので、どちらで登録してもかまいません。ただどちらかといえば、ハピタスを使うときはパソコンをご利用になることをおすすめします。やはり画面が広いと色々な情報をパッと確認しやすいですからね。
一方で、携帯アプリをDLするだけでポイントがもらえるお手軽案件もあり、そちらはスマホから見た場合にしか出てきませんので、PC・スマホ両方バランスよくお使いになるのがおすすめです。
さて、登録方法を見てみましょう。
▼まずはこちらからハピタスに移動してください。
必要事項の記入に際して、一点だけ注意していただきたいのは、ANAやクレジットカード会社の登録情報と一致しないと、ポイントが却下、最悪の場合アカウントが停止されてしまうので、正しい情報を登録してください。とはいえ、別に住所や銀行口座を入力するような必要はないのでご安心を。
実際の手順ですが、
- 必要事項を記入
- 登録した携帯電話番号にSMS(ショートメール)が届く
- メール内のリンクをクリックして認証
- 登録完了
ウェブ系サービスでよくあるパターンですね。あっさり登録完了です。ご覧のとおり、住所などは入力する必要はありません。電話番号もSMSの認証に使うだけです。
スマホ版 ハピタス経由で楽天を使ってみよう
さて、登録が無事に完了したとします。つづいて、わたしが実際にハピタスを利用して、「世界遺産検定」のテキストを購入してみますね。
まずスマホ版で「楽天」と検索すると、楽天系のショップがずらっと表示されます。今回は本を買うので、使うのは「楽天ブックス」。ちょうどポイントアップしていてラッキーです。
この右上にある黄色い「ポイントを貯める」ボタンをクリックすると、楽天ブックスのサイトへ移ります。あとはいつもどおり、そのまま買い物するだけ。簡単ですね。
ただ、実際に購入するさいに注意してほしいのは、ボタンを押して移動したら、ほかのサイトにはいかずに買い物を済ませることです。そうしないとハピタスのポイントが付与されません。楽天ブックスのサイト内で移動する分には大丈夫です。
これは楽天ブックスに関わらず、ハピタスの案件すべてに共通していることです。買い物やサービスに関しては事前に調べて、「よしこれを買おう、このサービスを使おう」と決めたら、ハピタス経由で移動、購入してください。わたしの場合は最初からハピタス経由で移動して、あれこれサイト内で調べて、楽天などログインが必要なサービスであればあらかじめしておいて、購入する商品が見つかったら、再度「ポイントを貯める」ボタン経由で購入することが多いです。
とくに、スマホだと楽天アプリなどが勝手に立ちあがってしまうことがありますので、ご注意を。あくまでChromeやSafariなど、ハピタスを見ていたブラウザ内で完了させてくださいね。
さて、今回実際に購入したのはこちら。実はもう届いてます(笑)。昨日の記事の写真にうつっていた世界遺産検定の公式テキストです。
ハピタスの方を見ると、このように記録されています。「判定中」とあるのは、案件ごとに判定期間があるからです。認められると、無事にハピタス・ポイントがもらえます。
判定といっても、ふつうに使っていればまず却下されることはありませんし、もし付与もれや疑問がある場合には、「お問い合わせ」から調査依頼をすれば調べてもらえるので安心です。判定期間はまちまちですが、それも明記してあります。
利用した楽天の方でも、無事に楽天スーパーポイントが付与されています。クレジットカードで決済していれば、その分の決済ポイントももらえるので、微々たるものではありますが、またもやポイントの3重取りですね。
楽天などのショッピングサイトをハピタス経由で利用するとポイントをゲットできることがご理解いただけたと思います。ただショッピングは単価が低いので、どうしても数をこなせば……となりがちです。高額マイルとなると、やはりクレジットカードの発行や証券会社の口座開設、保険の相談等を視野に入れたほうが段違いで貯まります。今度はこれをパソコン版で見てみましょう。
パソコン版 ハピタスの高額案件を調べよう
高額ポイントがもらえる案件を調べる手順です。たいていは1万マイル以上が獲得できる案件になります。
- 画面上部メニューから「サービスでためる」をクリック
- 「1000p以上」をクリック
- 「獲得ポイントの多い順」でソート
これで、現在利用できる案件がポイント順に一覧できます。検索結果1ページ目の案件をこなすだけでも、数十万マイル分のポイントがもらえることがわかりますね。破格案件である各種ダイナースカードを除いても、10万マイル以上になるはずです。あとはスマホ版と同じように、「ポイントを貯める」ボタンから先に進み、入会手続き等をおこないます。
ここで注意!クレジットカードには審査があります。一度に何枚も申し込むと、たとえ別々のカード/会社であっても、審査落ちする危険があります。クレジットカード会社は情報を共有していますので、一気に申し込みがあると「金に困っているのでは?」と不審に思われてしまいます。マイル欲しさにやみくもに申し込まないように注意してください。とくに、今まで1枚もカードを作成した実績のない方は、1枚づつの発行を心がけてください。
クレジットカードの仕組みに関してより詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
期間限定でポイントアップ:みんなdeポイント
ところで、期間限定でポイントアップしている案件があるのですが、上の方法だと、「ポイント順」でソートしても、表示されません。トップページの「みんなdeポイント」という欄をクリックすると、時間限定でポイントアップしている案件が表示されるのです。この記事を書いている時点だと見逃せないのが、今週いっぱいが期限のダイナース発行案件ですね。
入会キャンペーンとあわせれば、実に6万マイルを超える案件です。ハピタスのなかでもこれほどのマイル数がもらえる案件は滅多にありません。余談ですが、ダイナースは昨年末にシティバンクから三井住友信託銀行へ事業が譲渡されたことにともない、前代未聞のマイル大盤振る舞いをしています。いつまでもつづくものではないでしょう。案件があったら見逃さないようにしてください。
ただし、くりかえしになりますが、今までにクレジットカードを発行した経験がなかったり、過去に滞納をしたことがある人はダイナースに入会を断られる可能性がきわめて高いので、グッと我慢してください。どのカードから発行するべきかなど、クレジットカードの基礎知識についても近いうちに記事にしようと思っています。
以上が、ハピタスの基本的な登録・利用方法になります。「意外と簡単だな」と思われたのではないでしょうか。ふだんのネットショッピングやカードの発行など、なにかサービスを利用する際にはハピタスに案件がないかチェックする癖をつけて、あとはどんどんポイントを貯めていきましょう。
1ポイント=1円=?マイル
さて、ここまで読んできて、ひとつ疑問に思いませんでしたか?
「ポイントがもらえるのはわかったけど、それってマイルがもらえたということなの? 1ポイント=1マイルなの?」
鋭いです。実はハピタスポイントは、1ポイント=1円で現金化できます。それに対して、マイルへの変換は、最高の交換ルートをつかっても0.9がけとなります。
1ポイント=1円=0.9マイル
つまり、
1マイル=1.1円
一般的に、1マイルの価値は1.5〜2円とされています。ブリティッシュエアウェイズやデルタ航空など、欧米系のエアラインでは「バイマイル」と言って、直に現金でマイレージを購入することが可能です。時々セールも行われるのですが、その際の価格は概ね1マイル=2円です。つまり、ハピタスを使っている時点で、大幅に安いレートでマイレージを手に入れていることになります。これだけでも十分に得をしているのです。
あらためて考えてみましょう。ポイントは現金化したほうが良いのでしょうか? いいえ。1マイル=1.1円の時点では、今説明したように十分得しているものの、円とマイルはほぼ同価値です。この程度で満足してはいけません。マイルのさらなる魅力は、使いかたしだいで価値が大幅に増大するということなんです。ここが陸マイラーの腕の見せ所なんです。
たとえば、ファーストクラスでパリまで往復したとします。前回、それにはいくら必要か、確認しましたね。通常なら約250万円かかるチケットを、16万マイルで発券できます。この場合、1マイルの価値は
1マイル=15円
と、はねあがります。現金化するよりもはるかに価値が上がります。16万ポイントをそのまま現金化しても16万円にしかならず、ファーストクラスなど、手が届くわけもありません(それだけでも、只でもらえるのですから、おこづかい稼ぎとしては十分魅力ではありますけどね)。このブログは海外旅行や世界遺産めぐりが好きな方向けに書いているつもりなので、ぜひマイレージに変えて、旅行やフライトを楽しんでいただきたいです。
マイルの価値については、こちらの記事でより詳しく書きました。
ポイント→マイルへの交換ルート
前回の記事にあったこの記述を思いだしてください。
あなたが今すぐハピタスに登録して、今日じゅうに利用したとして、それがANAマイルになるには、最長で3〜4ヶ月ほどかかります。これは、ポイントサイトから直接ANAマイルへ移行するのではなく、交換ルートを経るためです。
ハピタスで得たポイントは、中継サイトを経てマイレージに変えます。その際、一般的な交換レートは、最高でも0.5倍程度にしかなりません。つまり、価値が半減してしまうのです。なお、JALは最高でもこの0.5倍の交換レートです。だからANAで貯めるようにおすすめしています。
一般的な交換ルート=11,200マイル
*わかりやすくするため、手数料や端数などを一部省略しています。
それに対して、0.9倍という高レートでのマイル移行を可能にするのが、唯一、次の交換ルートです。通称「ソラチカ・ルート」と呼ばれています。思わず目もキラーン☆です。
ソラチカ・ルート=18,000マイル
②のPEXは、登録さえしてしまえば、ハピタス同様、誰でも無料で利用が可能なサイトです。Pexの登録はこちらから。しばらくは使わないでしょうから、ハピタスポイントがたまってからの登録でも大丈夫です。
しかし、ここでもっとも重要なのは③のサービスです。東京メトロポイントだけは、ANA To Me Card JCB、通称ソラチカ・カードというクレジットカードを持っていなければ、利用できません。大量マイルを獲得する上で、ただ一枚、絶対に持たなければならないカードがこちらです。
年会費2,000円、ゴールドカードでもない、豪華特典もない、還元率もとりたてて良くない、空港ラウンジも使えない、なんの変哲もないカードです。しかし、このカードの登場が、ANAマイラー業界をまさに一変させました。ポイントを0.9倍という破格のレートでANAマイルに移せるカードなど、前代未聞だったからです。次の記事では、このANA To Me Cardについて詳しく解説したいと思います。
▲ハピタスへの登録がまだの方はこちらのバナーからどうぞ。当ブログ限定企画として、登録から半年以内に300ポイント以上を交換すると、特別登録ボーナス500ポイントがもらえます。この限定企画は2018年2月28日までの期間限定なので、どうぞお見逃しなく。
追記:ハピタスの次はモニター案件をマスターしよう
さてハピタスに登録したけど、次は?と思われる方が多く、色々ご相談いただくことが多いので、次の記事を書きました。モニター案件というものをご存知でしょうか? レストランに行き、食事をしてアンケートに答えるだけで数百〜数千マイル相当のポイントがもらえてしまう素晴らしい制度です。ソラチカルートの解説と同時に、こちらもぜひ読んでみてください。
ANAマイル関連記事
ソラチカルートを解説する連載第3回の記事がこちら
マイル関連記事のまとめはこちら
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