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アルゼンチン旅行記①ビーグル水道ペンギン島クルーズツアーの感想

ウシュアイアのペンギン島

こんにちは、トートです。2017年末から2018年始にかけて、念願の南米旅行に行ってきました! 訪れたのはブラジルとアルゼンチンですが、メインはアルゼンチンで、なかでもパタゴニア地方に10日間近く、滞在しました。

訪問した国の数としてはアルゼンチンがちょうど50カ国目にあたり、その節目にふさわしく、最高に楽しい旅行となりました。今までに訪れたなかで、好きな国第一位に躍り出ました。以前、世界遺産のランキングを記事にしたことがあるんですが、今選ぶとしたら、自然遺産ではパタゴニアとイグアスの滝がトップ2を独占することになると思います。

世界遺産100カ所旅行した私が選ぶ!遺跡〜絶景までお勧めランキング

今回はそんなアルゼンチン・パタゴニアの旅行記をお送りします。まずは世界最南端、Fin Del Mundo(世界の果て)にある町、ウシュアイアから。

「Fin Del Mundo」世界の果ての町・ウシュアイア

パタゴニアの場所

ウシュアイアの場所はこちら。

この地図を見ると、「世界の終わり・果て」といわれる理由が分かるかと思います。ウシュアイアは、南米最南端であり、世界最南端でもあり、かつ、南極大陸にもっとも近い町です。なお、「町」の定義は郵便局があるとかそんな理由だったかと思いますが、さらに南のチリ側には、電気も通らない集落?があるのだそうです。

日本から真下に向けて掘り進めて行くとアルゼンチン沖に出るので、世界最果てであると同時に、日本からもっとも遠くに位置する場所でもあります。行くのはかなり大変です。

ウシュアイアまでの道のりはフライトだけで33時間

ウシュアイアに着くまで、4区間のフライトが必要でした。

羽田からウシュアイアまで
  1. 羽田→ドバイ・・・エミレーツ航空EK313 11時間50分
  2. ドバイ→サンパウロ・・・エミレーツ航空EK261 14時間55分
  3. サンパウロ→ブエノスアイレス・・・カタール航空QR773 2時間30分
  4. ブエノスアイレス→ウシュアイア・・・LAN航空LA7742 3時間45分

日本を発ってからウシュアイアに着くまで、フライト時間は合計で33時間! これは飛行機に乗っている正味の時間だけで、トランジットは含んでいません。サンパウロとブエノスアイレスで一泊ずつしたので、実際は日本を出てからウシュアイアに着くまで、3日近くかかっています。

今回は中東のドバイを経由しましたが、北米経由で行くルートもあります。いずれにしても地球の反対側に行かなければいけないので、長旅となります。

それにしても遠かったです。さすがは世界の果て…。ブラジルのサンパウロを経由せずに、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスに直で入る方法もあったのですが、今回はJALマイル経由でエミレーツ航空のファーストクラスを使うという贅沢をした関係で、サンパウロに寄り道することになりました。

エミレーツ・ファーストクラス搭乗記 【JALマイルの使い方】エミレーツファーストクラス搭乗記 A380/777

もちろん自腹でこんな200万円もするようなチケットは買えませんから、マイルのおかげです。JALマイルがあるとものすごくお得にエミレーツ航空のファーストクラスに乗ることが可能なんです。JALマイルを貯める方法と発券方法は次の記事をどうぞ。

JALマイルを貯める方法 大量JALマイルを貯める方法とは? 60万マイル貯めた裏技を公開! JALマイルでエミレーツを予約 JALマイルでエミレーツの特典航空券を予約する方法・2018年版

ウシュアイア空港からタクシーで市内へ

ウシュアイア空港から市内へは、タクシーで15分程度で、料金も安かったです。到着ロビーから外に出ると、パタゴニア名物といえるすさまじい風が吹いていたので、そそくさとタクシーに乗り込みました。風のため、体感温度はかなり低いです。

ウシュアイアの街並み

アンデスの山並みに囲まれたウシュアイアの町。坂の多いところです

パタゴニアの年末年始にかけての気温・天候

世界最南端に位置するパタゴニア地方ですから、日本と季節は正反対で、年末年始、12月から1月にかけては、真夏にあたります。しかし夏とはいえ、ウシュアイアは南極も近いため、気温はそれほど上がりません。とくにこの記事で触れているペンギンツアーに行かれる方はしっかりと防寒することをオススメします。

また、パタゴニアの代名詞ともいえるのが、先ほども触れました風です。とにかくすさまじいです。高層ビル街で吹いているような猛烈な風が常にうずまいていました。ウィンドブレーカーはぜひ持って行ってください。

パタゴニアの風

パタゴニアの風の強さをものがたる、ウシュアイア郊外にある木々。あまりの強風に、盆栽のような姿をしています。風がなくてもこのままです。

吠える40度、猛る50度、絶叫の60度

これほど強烈な風が常時吹き荒れている理由は、海を渡る風をさえぎる陸地が、南極に近づくほど少なくなるからです。上の世界地図を見れば明らかですね。南米大陸南部だけでなく、南極に近いニュージーランド南端やインド洋でもこの卓越風が吹き荒れています。

俗に、南緯40度線より南の地域は、その風の強さをもって「Roaring Forties(吠える40度)」と形容されます。それより南に下がった南緯50度線は「Furious Fifties(猛る50度)」、さらに南極に近づく南緯60度は「Screaming Sixties(絶叫の60度)」と称されるほど。

トート

ウシュアイアが位置するのは、「猛る」と「絶叫」の間、南緯54度付近なので、風の強さにも納得です。

ウシュアイア・ビーグル水道のペンギン島クルーズツアー

ウシュアイアでもっとも楽しみにしていたのは、ウシュアイア発・ビーグル水道のペンギン・クルーズツアーです。ウシュアイア周辺は国立公園に指定されており、多様な動植物を見ることができます。日帰りで行けるボーツツアーがいくつも出ています。

ウシュアイアの港

ウシュアイアの港にある船の発着場です。いくつものツアー会社がブースを出しています。街の目抜き通りにもたくさんの店があるので、ツアー自体は探すのに苦労しないでしょう……しかし!

クルーズツアー選びに注意! ペンギン島に上陸できるのはPiratourだけ

しかし! ペンギンツアーは、ビーグル・クルーズの目玉としてどの会社も売りにしていますが、そのなかで、ペンギンの島に上陸できる会社はひとつしかありません。それがこちら、Piratourです。

参考 PiratourPiratour

なぜこの一社だけなのかといえば、自然保護の観点から、一日に上陸できる人数が厳しく制限されているためです。他のツアー会社だと、島の岸までは船で近寄れますが、実際に島にあがることはできません。

取り扱い会社が一社しかなく、しかも一日の上陸数が決まっているため、争奪戦です。とくに気温の高い年末年始は一年でもっとも観光客が多いハイシーズン。アルゼンチンに入る前に、ホームページから予約しておくことをオススメします。

ただこの予約がなかなか曲者で、問い合わせフォームを送り、日時があいているか、まず確認しなければなりません。その後はメールでのやり取りとなります。スペイン語か英語しか通じません。

日時を決めると、オンライン支払い画面を教えてもらえます。クレジットカード支払いのみです。完了したら、Transaction infoのAuthorization codeをPiratourに教えます。するとメールでバウチャーを送ってもらえるので、プリントアウトして、ツアー当日に港へ持って行きましょう。

注意
直接ホームページ予約しなくても、たとえば日本の旅行代理店等に手配を頼むことは可能かと思います。しかしペンギン島の沖合に行くだけなのか、実際に上陸できるのかはくれぐれも確認するようにしましょう

ウシュアイア・ペンギンツアー

ツアー当日、集合場所は船着場にあるPiratourのブースでした。小さな町ですし、ホテルのピックアップはありません。

ウシュアイアの港

ウシュアイアにはあちこちに犬がいます。ブースの前にも。

ブースでバウチャーを確認後に、ストラップをもらえます。この色でグループ分けされます。終了後に回収されるので、持って帰っちゃだめだぞ☆

パタゴニア・ペンギンツアー

その上にあるのはビーグル水道国立公園の入園チケット。船に乗る前に支払います。集合時間は朝の9時でした。

パタゴニア・ビーグル水道ツアーのクルーズ船

こちらが今回乗るECLAIREURS号。開拓者と言った意味のようです。

 

ウシュアイアペンギンツアーの船

乗船。船内はあたたかく、しっかりとした設備です。

ビーグル水道ツアーの船

一人旅だったのですが、気を利かせてくれたつもりなのか、なぜかグループ分けでは、日本人団体客と同じグループに入れられてしまいました(笑)。

ビーグル水道ツアー

出航します。ウシュアイアの街を取り囲むアンデスの山々が見えます。これから進む海路がビーグル水道です。

ビーグル水道クルーズ マユグロアホウドリの島

出航してから30分ほど。まず見えてきたのは、海鳥の島です。

ウシュアイア・海鳥

このような見どころが近づくと船は停止するので、甲板に出てみます。おびただしい海鳥の数! パッと見はペンギンと間違えてしまいますが、マユグロアホウドリという種類のようです。

何匹か右のほうにアザラシもいました。

15分ほどでしょうか、停船したあと、ふたたび船はスピードをあげます。すると、めちゃくちゃ寒い。もともと強烈な風が吹き荒れるパタゴニア。しかも海上、スピードを上げる船の上。大変な寒さです。

パタゴニア・ビーグル水道ツアー

かなり着込んでいるのですが、海を渡る風がめちゃくちゃ寒くて、鼻水が出ちゃいました。正月は真夏とはいえ、南極にもっとも近い街ですから、船外に出るつもりなら、油断せずに厚着していくようにしましょう。

ちなみにこの黄色のジャケットはモンベルのゴアテックス・ジャケット。ノルウェーでトロルの舌に座りに行った時に着ていたものです。アウトドアでは重宝しています。

ノルウェー「トロルの舌」は絶景だった!行き方と持ち物・体験記

ビーグル水道クルーズ アザラシ「オタリア」の島

続いて見えてきたのはアザラシの島。

パタゴニア・アザラシ

正確に言うとただのアザラシではなく、南米地域だけに分布している「オタリア」という種類なのだそうです。どこがどうオタリアなのかはよく分かりませんが、かわいいです。

ビーグル水道アザラシ

たまにこのように別のクルーズ船とすれ違います。とはいってもハイシーズンながらせいぜい2、3隻とすれ違ったかな?という程度ですが。

ビーグル水道クルーズ 世界最南端のエクレール灯台

さらに船は進み、これまた世界最南端の灯台、エクレール灯台へとさしかかります。

ビーグル水道のエクレール灯台

ウォン・カーワイ「ブエノスアイレス」にも登場するとあって、有名な灯台です。「ある。このたたずまい、確かに世界最南端感がある…」となんとなく納得な灯台でした。

これらのスポットを巡ったあと、しばらくして船は接岸します。ウシュアイアを出てから3時間くらいだったかと思います。

フエゴ島最初の牧場・Harberton Ranch(ハーバートン牧場)

 

ビーグル水道のハーバートン牧場

クルーズ船から見たハーバートン牧場。ここで小型のボートに乗り換えます。

参考 公式サイトEstancia Harberton

ハーバートン牧場は、この一帯で最初に拓かれた牧場だそうです。開拓したのはイギリス人のトーマス・ブリッジズ。孤児だったそうですが、養子にもらわれ、やがてフォークランド(マルビナス)諸島に送られたのだとか。フォークランド紛争を戦ったアルゼンチンとイギリスの浅はかならぬ因縁を感じてしまいます。

ハーバートン牧場のケーキ

さてペンギン・ツアーの参加客は、最初に受け取ったストラップの色に従い、ふたつのグループに分けられています。ペンギン島上陸には人数制限があるため、先発隊が向かう間に、後発隊のわれわれは、この牧場でランチ休憩となりました。

牧場ではこのような軽食を売っていますし、また、船着場から少し離れたところにレストランもあります。

ペンギンツアーの食事

お昼ご飯として食べたのはラザニア。アルゼンチンっぽくありませんが、子供の頃からの好物なので。

さらに牧場の奥へ向かって10分ほど歩くと、鯨類を主に扱っている小さな水洋博物館があります。

ハーバートン牧場の水族館

ハーバートン牧場

動物の骨の収集に力を入れいてるようです。庭にはクジラの骨があり、なかなか見ごたえありました。

クジラの骨

ビーグル水道・ハーバートン牧場

変色していますが、薬品で組織?を分解しているところなんだそうです。薬品ならではの匂いが館内にはこもっていました。

ハーバートン牧場のクジラの骨

クジラの骨

こちらの小屋で本格的な骨の洗浄を行なっています。なかなか他の地域で見れるものではありません。

いよいよビーグル水道のペンギン島へ!

先発隊が戻ってきた後、交代で、いよいよペンギン島へ向かいます。

ビーグル水道ペンギンツアーのボート

ウシュアイアから乗ってきた船よりも、かなり小さなモーターボートに乗り換えます。ボンッ!ボンッ!と波の上を弾みながら、かなりのスピードをあげてボートは進みます。幌が付いているので、それほど寒くはありません。

ペンギンツアーボートの内側

ペンギン島へは10分程度だったかと思うので、船酔いの心配はないような気がします。まぁ、酔ったらあきらめてください。

ペンギン島、上陸!

ビーグル水道のペンギン島

ついにペンギン島に着きましたー! ボートの中からも、すでにたくさんのペンギンが見えます。ボートから降りて、念願のペンギン島に上陸します。

ビーグル水道のペンギン島

おびただしい数のペンギンですが、大半のペンギンはあまり動かないですね。じっと風に耐えているようです。まぁ彼らにしたら暑いくらいの季節なのでしょうが。

パタゴニア・ビーグル水道のペンギン

記念撮影。左奥に見えるボートは他社のツアー船で、ご覧のように、岸までぎりぎり近づくことはできますが、船から下りることはできません。ここまで来て上陸できないなんて、本当に歯がゆいと思います。

ご覧のとおり、波打ち際にもたくさんのペンギンがいますが、島の中央部まで行くと、コロニーのようにたくさんのペンギンが巣を作っています。沿岸からは見ることはできないので、島に上陸できるツアーを利用することを強くおすすめします。予約はお早めに。

一番多く見えるのはマゼラン・ペンギンです。

ビーグル水道のマゼラン・ペンギン

嘴が赤いのはジェンツー・ペンギン。目立ちますね。

島へ上陸するにあたっては、いくつか注意事項がありました。

  • ペンギンに餌をあげない
  • ペンギンに触らない、1m以内に近づかない(向こうから近づいてきた場合にはOK)
  • 地中に巣があるので踏んでしまわないように注意する
  • 張られたロープの先に入らない
  • 急な動きをしない
  • 単独行動をしない

など。野生動物を観察する上で基本的なルールかと思います。

パタゴニアのペンギンツアー

上陸することなく引き上げて行く別のツアー船。船内では、「なんで島にあがれないの!」と号泣する子供達に責められて四苦八苦する親の顔が見えます(一部脚色あり)。

ペンギン島の中央部は巣が広がるペンギン・コロニー

 

「お、日本から? 30時間もかけて? はーご苦労やねー」

パタゴニアのペンギン

島の中央部に進むと、このような巣がボコボコと現れます。今は夏なので子育ての季節です。奥に雛が見えますね。めちゃくちゃかわいい!

「グェー、グェー」という鳴き声はあんまりかわいくないです(笑)。

アルゼンチンのペンギン

あちこちに巣があります。まさにコロニー。

パタゴニアのペンギン

全然逃げません。足元を見たら突然巣穴があることもあるので、注意が必要です。

子育てするペンギンたち

パタゴニアのペンギンの雛

雛の方がふつうの鳥に近いでしょうか。

アルゼンチンのペンギン

ペンギンはそのサイズもあって、どことなく猫みたいな感じがします。

アルゼンチンのペンギン

「上手に撮ってよ。左からのアングルが好きだから」おおせのままに。それにしても驚くほど逃げません。こっちに近づいて来る子もいます。

ビーグル水道のペンギン島

母親ペンギンの毛が防水仕様になっている一方、子供はまだモコモコであることがわかります。

動画でも撮ってみました。お母さんが「なんじゃこの二足歩行動物はー?」みたいに首をかしげるのがかわいいです。

ビーグル水道のペンギンツアー

名残惜しいですが、1時間ほどでペンギンたちともお別れです。ボートにはこのような脚立のようなもので乗り降りします。ガイドのお姉さんがとても美人さんでした。

帰路:ハーバートン牧場からバスでウシュアイアへ

ここからは一路、バスでウシュアイアへ戻ります。途中で冒頭にお見せした木々のところで撮影タイムがあります。

パタゴニアの樹木

まるで盆栽ですね。樹がこのような姿に育つほどの強風が常に吹き荒れているってちょっと想像がつきにくいですよね。

まとめ ペンギン好きには天国のパタゴニア・ビーグル水道

全行程を終えてウシュアイアに戻ったのは、夕方でした。

アルゼンチンに行ってから約半年後、2018年のシルバーウィークにニュージーランドへ旅行したのですが、Dunedin(ダニーデン)という街の近くにあるオタゴ半島でも、野生のペンギン保護区を見ることができました。しかしその数はきわめて少なく、全体でも10羽見れたかどうかという程度。それでも普段より多いという話でした。

ニュージーランド・オタゴ半島のペンギン

▲ニュージーランド・ダニーデンのペンギン

それと比べると、みっしりと島全体がペンギンで覆われたウシュアイア発のペンギン島は、桁違いのペンギン度でした。なんですかペンギン度って。しかも、ご覧いただいたとおり、ヒナも沢山見ることができます。ペンギン好きにとってはまさに夢のような島です!

アルゼンチンは日本からは本当~にほんとに~ホント〜に遠いとは言え、ペンギン以外にも魅力たっぷりなので、十分に行く価値はあります。エコノミークラスだと身体への負担も大きいので、やはり、マイルを貯めてビジネスクラスやファーストクラスで行くのがオススメですけどね。マイルの貯め方については次の記事をご参考にどうぞ。

JALマイルを貯める方法 大量JALマイルを貯める方法とは? 60万マイル貯めた裏技を公開! ANAマイルの貯め方①100万マイルを貯めて48ヶ国を旅した方法

トート

ぜひぜひペンギンまみれになってみてください。トート(@Tort_100)でした!

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