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ビジネスクラスのサービスは何が違う?ANAスタッガードシート搭乗記

今回は、2016年7月のシンガポール旅行で利用したNH801便とNH846便を例に、ANAビジネスクラスのラウンジ、機内食サービスや、スタッガードシートをはじめとした設備の紹介と、エコノミークラスとの違いをお届けしたいと思います。

 

「一度乗ったらもうエコノミークラスには戻れない」ーーそんな諸刃の剣(笑)とも評されるビジネスクラスとは、果たしてどんなものなのでしょうか?

 

ANAビジネスクラススタッガードシート

 

 

貯めたマイルの使い道として、当ブログでは一貫して、国際線ビジネスクラスに交換しての利用をおすすめしています。もちろんファーストクラスに乗るのが、体験としてもマイル単価という意味でも一番よいのは間違いないのですが、必要なマイレージもだいぶ多くなってしまいます。ファーストやビジネスに乗れるほどマイルを貯めるには、以下の記事が参考になるかと思います。

 

  

ビジネスクラス専用チェックインカウンター・保安検査優先レーン

 

では、実際のサービスを見てみましょう。まずは空港についたら、チェックインですね。今回は成田発の便でした。ANAなので第一ターミナル出発ロビー南ウィングとなります。実はこのチェックインカウンターは先月にリニューアルされたばかり。

 

今回はBカウンターでのチェックインとなりました。ビジネスクラス以外にもプレエコことプレミアム・エコノミー搭乗者、SFC会員をはじめとしたスターアライアンスGOLDメンバーがこのカウンターを利用できます(オンラインチェックイン済みであれば、手荷物優先カウンターを利用する手もあります)。

 

ANAビジネスクラス優先チェックインカウンター

 

エコノミークラスのチェックインとなれば、数十メートルに及ぶ長蛇の列となることも珍しくありません。個人的に、行列とか待つのが大の苦手なので(笑)、それを避けられるのはかなり嬉しいところです。

 

スーツケースなどの預け荷物ですが、その重量・個数制限にもエコノミークラスとは違いがあります。

 

ビジネスクラス 2個まで(上限32kg)

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エコノミークラス 2個まで(上限23kg)

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エコノミークラスとくらべると1個につき9kg、合計で18kg多くの荷物を預けることが可能です。旅先でショッピングを多くされる方も安心ですね。

 

もうひとつ、預け荷物で嬉しいのが優先手荷物タグの存在です。スターアライアンスのプライオリティタグがそれに当たります。

 

手荷物優先タグ

 

目的地に到着してから、疲れた身体でベルトコンベアの上を他人のスーツケースがぐるぐると回り続けるのをじーっと眺めた経験は誰しもあると思います。あれ、絶対に自分の分はいじわるで最後にされているんじゃないかって感じますよね(笑)? プライオリティタグ付き荷物は優先的に飛行機から下ろしてもらえるので、時間を無駄にせず、すばやく到着ロビーへ向かうことができます。

 

チェックインをすませたあとは保安検査に向かいますが、ここにも違いが。STAR ALLIANCE GOLD TRACK、保安検査優先レーンを利用できます。とてもスムーズ。入り口もなんだかかっこいいですよね。

 

ANAゴールドトラック入り口

 

保安検査所を抜けた先にある出国審査では、今回、自動化ゲートの登録を行ったのですが、これはまた別記事で取り上げようと思います。ただ、一言。指紋が薄い人はかなり苦労します(笑)。

 

飛行機に乗るまでの過ごし方:ANAラウンジ

 

さて、ようやく一連の手続きを終えて制限エリアに入りました。あとは基本的に、搭乗を待つのみ。その間に免税店でお買い物を楽しむ人も多いと思いますが、ここはせっかくなのでANA LOUNGEへ向かいましょう。

 

成田ANA LOUNGE

 

ちなみに、お持ちのクレジットカードによっては、カード会社のラウンジが利用できますが、設備とはしてはそれほど良いものではありません。綺麗目のルノアールといった感じでしょうか……(笑)。飲食するにも基本的にお金がかかります。そして、なによりも混みます。成田であれば、TEIラウンジなどがありますが、残念なことに出国手続き前しか利用できません。これではのんびりできませんよね。

 

 

対して、ANA LOUNGEは飲食だけではなく、パソコンやFAX等、各種のビジネスユーザー向けサービス、マッサージ・チェア、シャワー、そして……飲み放題&食べ放題です(キラーン☆)。まぁ、わたしはほとんどお酒は飲まないのでその点ではあまり楽しめないのですが、吞んべえと一緒に行くと目のキラキラ具合がやばいです(笑)。一部では「ANA居酒屋」と呼ばれているとかいないとか。

 

何枚か、写真でご紹介しようと思います。

ANA LOUNGE 光景

 ▲まずまずの混雑ぶり。

 

ANA LOUNGE日本酒

 ▲飲める方は歓喜。エスプレッソマシンなども

 

ANA LOUNGE ワイン

 ▲飲める方は驚喜。ビールサーバーも設置されています

 

ANA LOUNGE 食べ物

 ▲温かいメニューは嬉しい

 

ANA LOUNGEサラダ

 ▲軽くサラダをいただきました

 

ANA LOUNGEではヌードルバーも有名で、温かいうどんを頼めますし、カレーもあるのですが、機内食を楽しむためにも今回はパスしました。それでも、サラダなどをいただいて、のんびりと窓外の飛行機を眺めながらゆっくりできるのは素敵な時間だと思います。

 

なお、ビジネスクラス利用者向けのANA LOUNGEと、ファーストクラス利用者向けのANA SUITE LOUNGEのバーチャルツアーをANAの公式ページで見ることができます。けっこう面白いですよ。

 

ANA ラウンジ パノラマツアー

 

飛行機に優先搭乗する意味はあるのか?問題

 

ラウンジを満喫したところで、そろそろゲートへ向かいます。みなさんすでにご存知だとは思いますが、飛行機への搭乗にも順番というものがあります。まずお子さん連れやサポートの必要な方々。続いてファーストクラス、ダイヤモンドメンバー、そのあとにビジネスクラス搭乗客、となります。

 

 

ANA B777

▲搭乗前にパシャ

 

まぁ優先搭乗に関しては、とくにビジネスクラスを利用する場合、ほとんどメリットはないと思っているので、あまり急ぐ必要はないかもしれません。エコノミークラスだと、オーバーヘッド・コンパートメント(荷物入れ)を確保したい場合は急ぐ理由となりえますが、ビジネスだと十分なスペースがありますので。今回ものんびりと列がなくなってからの搭乗となりました。

 

ANAが誇るビジネスクラス・スタッガードシート

 

いよいよ搭乗です。今回のシートはこちら。

 

ANAビジネスクラススタッガードシート

 

 ANAが誇るスタッガードシートです。スタッガードの特徴は交互に並んでいること。千鳥柄を意味するStaggeredの名を冠しているのはそのためです。上から見るとわかりやすい……

 

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ような、わかりにくいような(笑)。紫部分がテーブルになります。

 

実際に乗らないとイメージが付きにくいんですよね。今回は行きは窓際のK8、帰りは通路側の席を利用しました。個人的には窓側が好きですね。単純に窓が近いというのもありますが、すぐ横を人が通る通路側とくらべて、半個室感があります。

 

中央の列は、機材によって配列や席数が異なります。帰国便はNH846 B787便でしたが、中央列は席数が2、1、2と交互に並んでいます。「1」のシートだと、両サイドにあるテーブルを独り占めすることができます。そんなに置くものがあるかはともかく、両脇を通路から遮蔽されるので、プライバシーを重視される方には良いかと思います。

 

 

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座るとこんな具合。帰国便で撮影しました。モニタの大きさや広々としたレッグスペースが伝わるかと思います。

 

スタッガード座席

▲フルフラット時にはモニタの下に脚を入れます

 

自分のシートに着くと、ふたつの枕状のものが置かれています(上の写真ではモニタの下のレッグスペースに入っている)。枕にしてはずいぶん大きく、最初に見たときは「なんだこれ?」と思われるかもしれませんが、実はブランケットとマットレスなんです。

 

袋から出して展開すると、ブランケットになります。軽いのにかなり暖かく、基本的に気温の低い飛行機の中では嬉しいです。正式にはコンフォーターというようで、 公式サイトには次の説明があります。

 

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▲グレーのものがコンフォーター。下はベッドパッド

 

テイジンの異形断面ポリエステルを中わたに使用し、東京西川の技術で創りあげたボディラインキルトコンフォーターです。帯電防止繊維が静電気を低減し、薄く暖かいので心地よくおやすみいただけます。 ※中わたには、地球環境にもやさしいPETボトルリサイクル繊維を使用しています。

BUSINESS CLASS アメニティ|Service & Info[国際線]|ANA

 

日本発着の北米(ホノルル除く)、ヨーロッパ、シンガポール、シドニー路線のみで提供されているとのこと。ただシンガポール線は、グレーではなくベッドパッドと同じ色で、中綿も羽毛となっています。

 

行きのNH801便では、サイドテーブルに見知らぬ郵便ポスト状のものがありました(これが一部で物議をかもしたのですがそれはまた別のお話)。一見すると小物入れのようですが、実は、なんと! 小物入れでした。離着陸時はテーブルにはなにも置いてはいけない(すくなくとも建前上は)ので、こちらに細々としたものを入れておくためのものかと思います。かなり力を入れないと開きません。乱気流を想定してのことかと思われます。

 

スタッガードシートサイドテーブル

▲グイと押し込むと開く

 

シートに腰を下ろすと、担当のCAさんが挨拶に来てくださいます。平日でしたから、他の席はいかにも「出張で使っています」風なお客さんが多い中、お気楽気分でガイドブックを熟読していたので「ご旅行ですか?」から始まり、シンガポールについて楽しくお話させていただきました。こういう時間も思い出になっていいものですよね。

 

スタッガードシート説明書

▲色々スウィッチや機能が満載なので読み応えあり

 

ANAのスタッガードシートは非常に密閉感が強く、プライバシーに配慮した作りになっています。名前のとおり、ビジネスユーザーをターゲットにしているからでしょう。観光等で同行者がいる場合は、これが少々マイナスになることもないではありません。話しかける際には、基本的に通路から出て相手のブースまで行かなければいけませんから。ただ、このように機内でメッセージの交換も可能です。まぁこれはビジネス以外でも、色んなエアラインで見かけるようになったサービスですけどね。

 

スタッガードシート モニタ

▲モニタの下にあるのがテーブル。引き出して、左右に展開します

 

 

 

スタッガードシート テーブル

 

開いてみました。横幅・奥行きともにかなりの広さですし、リクライニングしていても胸元近くにまで引き出すことが可能です。CAさんにクロスをかけてもらい、いよいよ食事の時間です。

 

ビジネスクラスのお楽しみ:機内食「The Connoiseurs」

 

離陸後のウェルカムドリンクではシャンパンやソフトドリンクをいただけます。一息ついたあとはCクラスのお楽しみ、機内食の時間です。ANAのファースト/ビジネスクラスの食事を担当するのは、有名店のシェフや料理人で構成された「The Connoiseurs」。

 

コノシュアーズ

 

Connoisseur(コノシュアー)とは、「その道を極めた目利き」をあらわすことばです。常に新たな食の世界を切り開き、お酒などの嗜好品を芸術のごとく高める世界の匠たちと、高度1万メートルの特別な一皿を知るANAシェフチームとの共演が実現しました。ANAだから出会うことができた食文化の粋を、ぜひ堪能ください。

極上の旅ごこちを、皆様に|Service & Info[国際線]|ANA

 

どちらかというとわたしは和食党なのですが、フォアグラの文字を見つけて、このフライトでは洋食をチョイスしました。まずはドリンクを選びます。ラインナップはこのような具合。

 

ビジネスクラスワインリスト

 

お酒好きな人にはたまらない、らしいですね(笑)。これに引けを取らないくらいソフトドリンクも充実させていただけると嬉しいなぁと思います。絞り立てのジュースなんて理想的なのですが。生ものは難しいかな。今回は「かぼすジュース」をいただきました。ふと窓外を眺めると、実に奇麗な夕焼け。雲の上の夕食スタートです。

 

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アミューズ

  • 銀鮭の昆布巻き 彩り穴子寄せ ターメリック風味のマヨネーズソース
  • コーンテリーヌ ミニグリッシーニと生ハム
  • 2種のオリーブとチーズ ハーブオイルとともに

 

ビジネスクラス機内食

 

スペインのタパスやアミューズのように、少量を何種類も供されるスタイルはとても好きなんです。いろんな味を楽しめますしね。こちらは和食・洋食共通となっています。

 

アペタイザー

  • フォアグラとチキンのパテ
  • パイナップルのコンフィチュール
  • キヌアサラダと鱸のマリネ

 

ANAシンガポール線機内食

 

フォアグラやアン肝系の品は大好物なんです。パテとか。そのわりに内臓系はちょっと苦手なのですが。ただ、仕方がないのですが、少々冷えすぎのように感じる一皿でもありました。冷えすぎといえば、クロスにロールされて出されたカトラリーもキンキンに冷えていました(笑)。

メインディッシュ(どちらか一品を選択)

  • 和牛のロール仕立て シャリアピン風オニオンソース 大葉の香り
  • 海老のソテー スパイシーカレー

 

ANAビジネスクラス機内食

 

和牛のロール仕立てをいただきました。海老のほうが好きなのですが、シーフードはシンガポールでたっぷり食べようと考えていたのです。和牛は薄くスライスしたものを何重にも重ねたもので、少し前に流行ったトンカツミルフィーユを巻物にしたイメージでしょうか。

 

横についているパンは、ほんのり温かかく、蒜山ジャージーバターとオリーブオイルとともにいただきます。また、「バゲットは、ANA オリジナルブレンド北海道産小麦粉100%、フランス産天然酵母を使用しております」とのこと。希望すればご飯に変えてもらうことも可能です。

 

なお、和食の場合は次のようなメニューでした。鹿児島県の郷土料理をフィーチャーしたこちらも美味しそうですね。

 

前 菜
きびなご酢〆 たかえび黒酢餡 にがごりの佃煮
鰹はらかわ塩焼き オクラ胡麻和え

小 鉢
鰻ざく
お造り
わら焼きかつおたたき

主 菜
鹿児島県産 黒豚の黒酢煮 [220 kcal]
御飯、味噌汁、香の物
●お米は「鹿児島県伊佐産あきほなみ (吟地米)」

 

デザートはムースが2種類でしたが、わたしはフルーツをいただきました。

 

 

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締めにチョコレートつきの珈琲をいただきました。エコノミークラスに乗った時はサラダやデザートしか食べる気にならないことがよくあるのですが、飛行機の中でこれだけのものをいただけるなら、文句はありません。このようなしっかりとした食事を楽しみたければ、深夜便よりも昼便の方が良いですね。

 

お腹もふくれたところで、機内映画を見ることにします。用意されているヘッドフォンはPANASONIC製のこちら。

 

ビジネスクラスヘッドフォン

ただ、正直言って、JALもそうですが、機内映画のラインナップは海外キャリアにまったくかなわないです。そもそも日本は海外映画の新作公開タイミングが諸外国よりも情けないくらいに遅いのですよね。『ロードオブザリング』の新作公開時は、待っていられずに韓国に飛んで観てくるファンが話題になりました。そういった事情が関係しているのでしょうが、目新しい作品はほぼありません。国内で未公開の作品を鑑賞できるのが機内エンターテインメントの利点のひとつなのですが、日系キャリアはこの点ではダメですね。

などとブーブー言いつつ、映画は寝そべって観る事にします。フルフラットシートの醍醐味です。

 

スタッガードシートコントロール

 

肘掛の下にあるボタンを押せば、傾斜もシートの位置も思いのままに調整できます。完全にフラットにすると、心持ち頭が下がりすぎるので、ちょっとばかり起こしておくくらいが個人的には好きです。

 

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▲寝そべったところ。脚がすっぽりとモニタの下に入っています。

 

主観視点だとわかりにくいので、公式サイトから横位置の写真を拝借してみます。

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完全に横になれるので、疲れが全く違います。ちなみに、これは通路側の席ですね。窓側だとテーブルと位置が完全に逆になるので、より個室感が高まります。

 

映画を観たり、機内Wifiでつかの間Twitterに投稿したり、のんびり過ごしていると照明も落ちてあとは到着を待つばかり。一通りのサービスはここで終了かと思いきや、そこはビジネスクラス、やはり違います。好きな時に以下のメニューを注文可能です。

 

  • ANA オリジナルカレー(ジャカルタ・クアラルンプール路線)
  •  一風堂ラーメン コク極まる味噌「 大地」( ジャカルタ・クアラルンプール路線)
  • 一風堂ラーメン 空の上のトンコツ「 そらとん」( バンコク・シンガポール路線) 
  •  チキンカツサンドウィッチ
  •  茅乃舎 野菜スープ
  •  チーズプレート( シャウルス、タレッジョ)
  •  フルーツ
  •  ミックスナッツ
  •  ミックスあられ
  •  あられ( ベジタリアン・ハラール認証済)

 

シンガポール路線ということで一風堂ラーメン 空の上のトンコツ「 そらとん」をお願いしました。

 

ANA そらとん 一風堂

▲写真で思い出したけど、あられも頼んでました(笑)

できたての温かいラーメンがいつでもいただける。ホッとしますし、とくに長いフライトでは嬉しいものです。気圧等の関係もあり、飛行機で用意するのはなかなか難しいと思うのですが。野菜スープも美味しいんですよね。

こうして、たっぷりとフライトを満喫して、チャンギ空港に着陸しました。プライオリティタグのおかげで、さくっとスーツケースを受け取り、シンガポールの街へと向かいました。その旅行記はまた別記事で。

 

チャンギ空港・クリスフライヤー シルバークリスラウンジ

 

えー、実は帰国便は午前0時発の深夜便だったこともあり、爆睡してしまい、あまり写真がありません(笑)。まぁ、そもそも深夜便の場合はディナーやランチは出てきませんので、あまりお見せするようなものもないのですが。電子カーテンとか、撮っておきたかったのです……!

 

とはいえ、シンガポール航空といえばビジネスクラスでは最強との呼び声もあるエアライン。ANAのビジネスクラスを利用する際には、そのお膝元であるチャンギ空港のシルバークリスラウンジへ入ることができます。お料理など、また何点かご紹介しようと思います。

 

クリスフライヤーラウンジ

 

▲お好きなだけどうぞなスタイル

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▲シンガポール発祥の高級紅茶ブランド(マリアージュフレールのパ〇リ感丸出しですが笑)、T.W.G.

 

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▲点心があるのはさすがシンガポールといったところ。

 

チャンギ空港ランジ

 

▲深夜ということもあり、とても静かなラウンジでございました。

 

機材はB787。往路のB777より新しい機体となります。準国産機と呼ばれるほど日本企業も多く関わっていることでも有名ですね。加湿器や新型フィルターの導入によって、キャビン内の乾燥が劇的に改善されたのはとても嬉しくて好きな機体です。マスクがなくても問題ありません。

 

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搭乗すると、朝食の有無、起こしてもらいたいか、についての回答を記入してCAさんに渡します。もちろん朝食はいただきます。ブロガーですので(!)。記入して、離陸したあと機内探索を考えていたのですが、爆睡してしまいました(笑)。寝る前に撮ったアメニティキットのご紹介。

 

ANAビジネスクラスアメニティ

アイマスクや耳栓だけでなく、アロマなどが入ったポーチが配られます。欧州や北米の長距離路線ではさらに豪華なニールズヤードのアメニティとなります。

 

ANAニールズヤード

 

それ以外にも、希望すればカーディガンや足ふみマッサージ機なども利用できるようです。試してみればよかったです。ブロガーですので(!!)。

 

 

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この辺で限界がきて、寝てしまいました。上体を起こしたままだと、どうしても深い眠りとはならず、目が覚めてしまうのですが、フルフラットシートとあって、明かりが消えたあとはぐっすりと休むことができました。気がつけばすでに朝食の時間。

 

ビジネスクラス朝食

 

前菜

鰻煮凍り スモークサーモンチーズ手鞠 鶏松風 胡麻豆腐

 

主菜

帆立貝粥

 

お腹に優しいおかゆと温かいお味噌汁の朝食です。サーモンチーズ手鞠も美味でした。

 

こうして無事に成田に到着しました。実は今回は利用しなかったのですが、到着後に、ANAアライバルラウンジも利用できます。成田に着いたのが午前8時ですから、ラウンジでシャワーを浴びて出社することも可能ですね。勤労意欲に燃える方々の強い味方です。

 

わたしも会社へ行けなくもなかったのですが、「帰宅するまでが旅行である」との古来の格言を守り、無事に旅路を完了させることを優先して、断固として我が家へ向かいました。

 

まとめ:フライト体験を一変させるビジネスクラスの真の価値

 

東南アジアというと比較的近場のイメージがありますが、それでも約7時間のフライトです。ラウンジ、食事からシートまで、エコノミークラスとはやはり疲労感が全然違います。北米や欧州などのより長距離路線となれば、その差はさらに広がります。この記事をご覧いただければその理由がお分かりいただけたのではないでしょうか。

 

大量ANAマイルを貯める方法」で貯めたマイルでビジネスクラスを利用することをおすすめしているのは、なにもマイル単価だけの話ではないんです。旅行中は体調を崩しやすいものです。身体へのダメージという意味では、とくにスタッガードシートのようなフルフラット席が持つ価値は計り知れません。

 

ただ、フィジカル面だけではなく、メンタル面での効果も無視できないと個人的に思っています。「飛行機なんて大嫌い」という人が、ビジネスクラス、あるいはファーストクラスを経験して180度態度が変わった例をいくつか知っています(笑)。苦行に近い長距離フライトさえ、旅行のハイライトのひとつに変えてくれるビジネスクラスは、実は体力面以上に、飛行機に乗る際の心理的な付加を取り除いてくれるものだと思います。

 

なお、東南アジア-日本間の必要マイレージは、往復で55,000マイルからとなっています。ソラチカルートならわずか3ヶ月で貯めることが可能です。この程度のマイレージなら、誰にでも簡単に貯められるんです。気軽に満喫できるビジネスクラスのフライト、マイルを利用してぜひ乗ってみてください。

 

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2 Comments

takenomiya

この1月より陸マイラーに参戦、去年6月に1ヶ月欧州ドライブしました。もちろんエコノミーです。次回はぜひビジネスクラスでマイルで行きたいと思っています。

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Tort

takenomiyaさん
ひとつき欧州ドライブとは素敵ですね!
ビジネスクラス分くらいはすぐなので、ぜひ貯めてみてください♪

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